ポエ森くんの詩

森野 曜衛門

Poetry1 自由と

 行きたいところに行って

 言いたいことを言って

 好きなことをする


 組織には馴染まない

 遠くでみんなの輪を眺めてる

 せいせいしてて すこし寂しく そして楽だ


 自由は孤独を包んである


 幸せを望む人を否定しない

 けど 僕は自由を望む

 飼われて生きるんじゃなくてさ


 マンションの前のライオンに乗っかろう

 開通前の高速道路をサイクリングしよう

 腕時計を外して カレンダーは捨てよう

 自転車のペダルを逆回しに漕ごう

 煙草 酒 ギャンブル ためにならないことを全部して

 でたらめな歌を歌う


 それが得られるなら なんだっていとわない

 大嫌いなこと 嘘 裏切り 暴力

 大切な人との約束を破ることさえ


 昨日の自分の言葉からも自由で

 毎晩眠る時に死んで 毎朝生まれ変わる


 旅 波乗り オフロード四駆

 テント たき火 バーでの一人飲み

 サンダル 文庫本のSF 元カノの思い出

 窓際の座席と遠ざかる鉄塔 終わりゆく夏


 好きなこと 好きなように

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