八雲立つ 最上八重垣 月零れ たなびく煙 君に届かじ

八雲立つ 最上八重垣 山に月

   たなびく煙 君に届かじ


------------------------------------------

稜線に雲が幾重も沸き立ち

幾重も垣根を作ってしまった

(月)山の向こうに昇った月の光は

微かに零れてくる程で……。


君のために祈りを捧げたけど

想いを乗せた煙は

八重垣に防がれ

君には届かないのだろう


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る