第24話
昼休みになると、教室内も廊下も騒がしくなる。
そろそろ颯のところに行こうかと席を立とうとしたそのとき。
「琴乃チャーン!迎えに来たよー!」
それはもう大きな声で叫ぶものだから、教室にいる人も廊下を歩いている人もみんなが一気に注目した。
…そんなに大声出さなくても。
「今から行こうと思ってたの」
「うん、知ってるー。昼休みに来るって颯から聞いてたしー」
教室の入口でにこにこしてる歩稀のもとに歩み寄る。
彼の目の前に立ち止まったところで、私を上から下までゆっくりと見る歩稀。
そしてクスッと笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます