第17話

それからしばらくミルクティーを飲みながら達馬さんとたわいない話をした。


一番弾んだのは犬派か猫派かの話で、達馬さんは犬より猫派なんだとか。


ちなみに私も猫派である。


ふと時計を見るとお店に来た時から随分と時間が経っていた。



「そういえばお客さん全然来ないけどお店大丈夫なの?」



実は昨日からちょっと思ってたんだよね。


昨日はともかく今日は軽く2時間お店にいるのに、お客さんは1人も来てない。


言った途端少し嫌そうな顔をした達馬さん。



「お前もか…」


「“も”って?」


「いや、こっちの話だ気にすんな」

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