第7話

-side 荒木達馬-



チリンチリンッ



客が来たことを知らせる音が鳴る。


顔を上げてみると見馴れた男達。


最初に挨拶するのはやはりダークブラウンの男だ。



「こんにちは、達馬さん」


「おぉ、随分久し振りじゃねぇ?」


「俺らもいろいろ忙しいんすよ」


「達馬さん、俺いつものな」



そう言っていつもの席に座る黒髪赤メッシュの男。


…生意気さは相変わらずだな。



「あれ、誰か来てたんですか?」



そう言う可愛い顔をした男の視線の先にはつい先程帰った少女が飲んでいたホットミルクのカップ。

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