第3話

お店のドアを開けて出てきた男の人が私を見て驚いたように声をあげた。


いや、まあドア開けて目の前に予期せず人がいたら普通に驚くよね。


しかもこんなびしょ濡れの女の子。



「えっ、すっげぇ濡れてるけど大丈夫…じゃねぇよな。震えてるし。取り敢えず中入れよ」



男の人に促されるままお店に入ると、なんとも秘密基地感あふれる内装で。


センス良いな。…こういうの結構好きかも。



「コレで拭いとけ。適当なとこ座っていいから」


「あ、ありがとうございます」



男の人は私にタオルを渡すとカウンターの中に入っていった。

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