なぞの鉄道路線・名栗線

@noritaka1103

第1話 名栗線

関東地方のかなり西の方にある鉄道路線・名栗線。

この路線・名栗線は基本的には山の中を突っ切って走る、いわゆる「ローカル線」というヤツ。


駅も起終点以外は「無人駅」で、利用者も数人か数十人程度。

沿線住民はみんな車を持っているので、鉄道はよほどのことが無い限り使わない。運行本数が極めて少ないのも利用しない理由の一つでもある。

この路線を利用している人はハイキングに来た行楽客くらい。


なんで、こんな地域に名栗線があるのかと言うと昔、この近くには有名な何かがあったらしい。それで、この路線が誕生したと言われている。

名栗線開業からしばらくして、その有名な何かは閉業してしまったらしいが、名栗線はハイキング客がいたのもあり、路線存続。


近年、不採算路線で「名栗線・廃線構想」が浮上したが、「ハイキング客を蔑ろにする気か!」という声があり、廃線になる話は無くなったとされている。

ただ、この「廃線構想撤回」の話はイマイチ信憑性が無いので「鉄道会社が作った作り話ではないのか?」と囁かれている。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

なぞの鉄道路線・名栗線 @noritaka1103

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ