面白かったです。こう、わりと最初から不穏な空気はあるのだけれど、恐ろしいことにはならなそうな安心感と、最終的には（当人の心境を考えると）相当恐ろしいにも関わらず、どこか優しさとスカッとするさわやかさがあって、とても快いと思いました。
安易に殺めない素晴らしさ。

だんだん高まる緊張感が好きです。
ラストがあっけらかんとシンプルに終わるのも。

以下は、参考程度に頭の隅っこにでも入れていただけるとありがたいです。
千織さんが指摘している点、私も同じように思いました。
「姉弟」については、最初に「翔真」の文字が出てくるところで、「同棲するようになってから同じ場所で食事を取る～」「◯年間、見飽きた顔」的な説明を入れるといいかも……？
「浮気バレそうなことしてる」については、二人の家ではなく浮気女の家だと勘違いして、何で鍵持ってるんだろ？とｗ
もし私なら、「残業の予定が早く終わった。いつもの玄関なのに、なぜか私は静かに鍵を開ける。何かを期待しているのかもしれない」みたいな感じで入れちゃうかもｗｗ
あと「ベット」は「bet＝賭ける」を連想させるため、「ベッド」の方がいいと思います。
カタカナ表記は多くの日本人が無意識のうちに苦手としているところですね。
できるだけ正確に書いておくと突っ込まれずに済みます！

身近な虫であるカメムシを用いてきっちり短編の文字数でラストまで見せたのがスゴいと思います。
主人公の描写も秀逸で、心理が手に取るようにわかるので、物語に入り込みやすい。
だからこそ、上記の点が気になってしまいました。すみません。

おもしろかったです。
ありがとうございました。

［追記］
タグ誤字！誤字！

面白かったです！
私的には、カメムシの層の表現が一番キモくてひんやりして好きでした。

出だし、なぜか姉弟(しかも姉が中学生くらい、弟小学生くらい)にイメージしてしまい、大人に直すのがちょっと難しかったです💦

あと、同棲してるのに浮気バレそうなことしてるのがちと疑問でした。
少し早めに帰ったら見ちゃった……とかならわかるのですが？

追記
人物が出てくる時に、修飾部で何か大人とわかる一言でもよいかと思いました。
いい歳した…とか、スーパーでもすぐにわかる背の高さとか。
全然いいのが思いつかないですがw

出来事に関わる説明はやっぱりあった方が良い気がしました。
勘違いがあると、せっかくの没入感が。
これくらい書き込んであれば、うまく一文入れても浮かないと思います！