第8話 町工場の賭場 1号室
「ジュル、ジュポジュポ… ウグウゥ…」
「もっと、しごいてよ❗奥まで
狭い4畳半の部屋には、テレビと小さな電気ストーブに壁にはコート、くたびれたリュックが1つ真ん中にこたつを囲んで4人がマージャンに興じている、学生アパートのようだが…
ここは工場町の一角の、ネジ工場の社員寮の一室である。
夜な夜な、仕事が終わった夜に賭けマージャンに興じる人々の話だ。
「
卓を囲む4人の1人、
「今、7連敗です…」
一之瀬は二階堂の股間から顔を上げて答える。
「次こそ勝って取り戻さなくちゃね❗」
「ジュボッ、ジュルジュル…」
一之瀬はまた股間に顔を落とす。
身内マージャンでレートは点5(テンゴ)と一般的なもので、点数を全部失っても2,500円ぐらいなのだが
毎晩毎晩開かれるマージャンは、寮のメンバーが入れ替わり入る。まんべんなく点の取り合いをしているなかで一之瀬は敗けが続いている。
むきになって高い点を狙うと他の誰かが安い手で上がってしまう、悪循環だ。
「それ、ロン❗ リーチ、ピンフ、イーペーコーでドラ乗った❗」
「うひゃ❗今度は
よくしゃべる四谷が牌を混ぜ始める。
「一之瀬もういいよ!フェラ上手いな! とりあえずコーヒーでも買ってきてくれよ❗」
この寮には7人の社員が住んでいる、それぞれ4畳半の個室に、共同のトイレと洗濯機、風呂はなく時々お湯のでないシャワールームがある。
なので、仕事が同時に終わる7人は揃って近くの銭湯に常連だ。
サウナに行って7人が同時に入る、最初に我慢できなかった者が部屋を提供してマージャンを開く、順に4人が続く。
ほぼ毎回一之瀬が、サウナから一番に出てしまう、結果毎回参加の部屋は雀荘専用なものになっている。
「行ってきます! 何本買ってきたら?」
「5人いるんだから5本だよ❗ほれ1000円お釣りは駄賃だ❗」
「ありがとうございます!」
その一時間ほど前…
1日数千円でも負け続け、酷いと一万円を越える、月給から寮費や光熱費は天引きされ手取りは十数万しかない、賭けマージャンでそれ近くとられ、部屋にあった本棚やDVDも売り払って掛け金に当てるが、今日は手持ちもなく、とうとう脱衣マージャンという事で払いに服まで取り上げられてしまった。
「お金今月の給料までないの?そりゃ困るね❗ツケはやらない事になっているから、一之瀬の服でいいや❗」
とうとう仕事の作業着以外が無くなり、素っ裸にされた、それでも収まらず。
「もう服もないから、どうする?一之瀬君?」
「後は…テレビと、コタツしか…」
「こたつがなきゃマージャン出来ないからこれは却下だねぇ、テレビも観たいし!これもダメ」
「ねぇ、最近ピンサロ行ってないし、ピンサロ嬢をやって貰うのは?どうかなーー」
四谷がニヤニヤしながら提案する
「一緒くらいで、一時間4000円でどうだい?」
「面白いねぇ、これなら負け分逆に取り返せるぞ❗」
四谷と二階堂が、やけに乗り気に話を進める。
一之瀬は、困った顔でうつ向いて考え込む…
「ピンサロスキデス、オレノコック、クチデシテホシイデス❗ イチノセサン、イロシロイ、ホソイレディーニナレル❗」
今まで、しゃべらなかったブラジル系らしいサントスが口を開く。
ピンサロのキーワードに反応したらしい。
4人の目が一之瀬の顔に集中する。
「それで、なんとか返せるなら… やってみます…」
「オーケー出たね、じゃあピンサロ嬢が出来ることならお願いしていいかい?」
スマホのピンサロサイトのメニューを見せる
即尺、素股、ディープキス、同伴、お泊まり、AF
、コスプレ等々書かれていてそれぞれにおおよその価格が載っている。
「本番禁止だって❗ 男に本番出来ないっての❗」
一之瀬は価格の載ったメニューを見て…
「その金額貰えるなら❗良いですよ❗」
一之瀬はピンサロと言えば、手でしごかれるか、口で抜いて貰うものと思っていたので、目の前の金につられて承諾した。
「早速、口でフェラしてくれる?」
二階堂がズボンを下ろして、ペニス出す。
一之瀬は二階堂の横に座ると、頭を股間に埋める…
初めて、咥える男の逸物は、バナナを噛まずに口奥に入れるようなものであった、しかし匂いが混ざった瞬間、魚肉ソーセージ、そして生身の男の性器を実感する。
「ジュリュ、グチュ…グチュ… ジュリュリュ…」
絶え間なくヨダレが出る…男のペニスと混ざったヨダレが生理的に飲み込めない…ドンドンたまる…
「おいおい❗ヨダレこぼれてるぜ❗ 舐め取ってくれよ…」
一之瀬は一度ペニスを離すと根元にこぼれた唾液をすすり、ゴクリっと飲み込む。
一度飲み込んでしまえば、もう後は一緒ペニスを咥え直しても、飲み込むように吸い続ける。
そして、二階堂が五代に振り込んで東場が終了する。
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