第2話 公益通報

先週から今週にかけて、社内の公益通報窓口に通報をした。


私が死ぬかもしれないことを『公益』というのは躊躇いがある。

けれど会社が今後も同じことを続け、他の従業員も犠牲になるかもしれないと思うと、彼らの命や健康は『公益』だと断言できる。


社内の公益通報窓口担当からは、通報対象は刑事罰になることに限ると言われた。

民法での慰謝料請求等が頭を過ぎったことはあったけれど、刑事罰かどうかは考えたことが無かった。

今回、私が死ぬか病んだら該当しそうな刑事罰があるか検索してみた。


重過失致死傷、業務上過失致死傷?


検索結果を社内の通報窓口に伝えた。

返信はない。これでは足りなかっただろうか。

上記には該当せず、他に該当する刑事罰も無いのだろうか。

「公益」とはなんだろう。


生きている間・動ける間に、報道機関への公益通報の準備をしておきたい。

人柱になれるように。

私が死んだら、家族がそのまま報道機関に渡せるように。


最後まで、考え続けさせてくれる会社に感謝する。

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