第2話 公益通報
先週から今週にかけて、社内の公益通報窓口に通報をした。
私が死ぬかもしれないことを『公益』というのは躊躇いがある。
けれど会社が今後も同じことを続け、他の従業員も犠牲になるかもしれないと思うと、彼らの命や健康は『公益』だと断言できる。
社内の公益通報窓口担当からは、通報対象は刑事罰になることに限ると言われた。
民法での慰謝料請求等が頭を過ぎったことはあったけれど、刑事罰かどうかは考えたことが無かった。
今回、私が死ぬか病んだら該当しそうな刑事罰があるか検索してみた。
重過失致死傷、業務上過失致死傷?
検索結果を社内の通報窓口に伝えた。
返信はない。これでは足りなかっただろうか。
上記には該当せず、他に該当する刑事罰も無いのだろうか。
「公益」とはなんだろう。
生きている間・動ける間に、報道機関への公益通報の準備をしておきたい。
人柱になれるように。
私が死んだら、家族がそのまま報道機関に渡せるように。
最後まで、考え続けさせてくれる会社に感謝する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。