運命
愛美
運命
全ての出会いと別れが
貴方に導かれている気がして
終わりもまた
次の段落への架け橋だった
恋が愛に変わる瞬間に
恋が愛だったことに気づく
まだ未練しかない昨日に
未来しかない明日を告げる
別れがなんだ
出会いがなんだ
最後には全て貴方に繋がる
何もかも愛せた一人の夜も
愛し方を知らなかった未熟なあの頃も
全て貴方に出会い、貴方と別れるためにあった
こんな悲しい物語も
終盤を迎えると同時に
思い出という棚に
振り分けられていくのだ
出会いは別れのために
別れは出会いのために
愛し愛される輪廻が
運命の意味を写す
時間と共に流されないように言いたい
貴方がまさに、運命だったと
Fin.
運命 愛美 @hubuki0610
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます