2.異世界と新しい家族
「おぎゃー、おぎゃー」
どうやら異世界に転生することはできたらしい。
「奥様!元気な男の子ですよ!」
まだ産まれたばかりで周りの状況がよく分からないが、メイド服を着ている女性が俺の母親と思われる人物に声をかけた。
「旦那様もお入りください」
「あぁ、アリスよく頑張ってくれた。」
メイドに声をかけられて今度は高身長イケメンが入ってきて、母さんに声をかける
「あなた、男の子よ。抱っこしてあげて」
「この子が僕の弟か」
「このこがケイルの弟カナタだ。優しくするんだぞ」
生まれたばかりの俺はどうやら体力もないようで、父親と思われる人物に抱えられるとすぐに意識を手放すことになった。
*******
異世界に転生して、3日が経った。
ある程度、この家族や自分のことについてわかったためここらで一旦整理しようと思う。
まず俺の新しい名前はカナタ・フォン・ファーランドという。
ちなみに家族構成は、父 母 兄 に俺を加えた4人で、父は フリジア・フォン・ファーランド
母はアリス・フォン・ハーランド
兄はケイル・フォン・ハーランドという。
我が家はどうやらリフェイル王国の貴族でアルフハーツを治める辺境伯らしい。
コンコンッ
「カナタ様ー、ミルクの時間ですよォ〜」
メイドのミンティがミルクを飲ませに来たようだ
このメイドのミンティもなかなかの美女である。
自分の家族について、自慢するような形になるが、我が家はみんな美形らしい、すなわち顔面偏差値がとても高いのだ
家族について今現在分かっているのはこのくらいだ。
次は、俺のスキルとステータスついてだが
俺は3つのスキルに魔眼 知神 魔法創造を選んだ、それぞれ選んだ理由はあるがそれは一旦おいておく
スキルや魔法は魔力を消費することで行使することができるようで、昨日から一晩中魔力を使う練習をしているとできるようになった。魔眼の最初の能力である鑑定眼によると生まれたばかりの俺のステータスは
名前 カナタ・フォン・ハーランド(男)
称号 転生者 ハーランド辺境伯家次男
種族 人間
年齢 0歳
状態 良好
レベル 1
HP 127/127
MP 299/300
筋力 3
敏捷 2
魔力 5
耐久 1
・魔眼(Lv1)
鑑定
・知神(Lv1)
・魔法創造(Lv0)
・魔力操作(Lv2)
魔法適正
・火属性(Lv0)・風属性(Lv0)・水属性(Lv0)土属性(Lv0)・闇属性(Lv0)・光属性(Lv0)
こんな感じである。
ちなみに、神様いわく魔法の属性は基本6属性らしので一応全部使えることになる。
お父さんもお母さんも優しそうで、スキルの確認なんかも早いうちにできた。異世界生活のスタートダッシュはうまく切れたのではないだろうか。
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