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「起こしてくれ…起こせ」
姿なき声に硬直したままの青年は目を向ける。
杖!?青年は耳を疑う。
(中略)
薄汚れた木の机に謎の老人からもらったテーブルかけをかける青年、するとご馳走が現れた。青年は嬉しさのあまり他の部屋に泊まっている旅人にご馳走を振る舞った。
青年がご馳走を振る舞うのはふた山ほど離れた町に住む猟師の二人だ。酒も入り賑わう中、猟師の一人が怪の話を始める。
この猟師の二人、実は怪を探しているという。
青年は興味半分に聞きながらも、猟師の真剣さに身を案じるのだった。
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