Q: 真・ラストバトル×3


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「おい話しが違うぞ」


 洞窟を掘削した小部屋でマリアロスが衣服のはだけた女に問いただす。


「確率は低いはずだ。やつが戻ってくる確率は」

「そうね、ほとんどなかったわ」

「どういうことだガーネット」

「さあね。運が悪いんじゃない」

「……生きて出れると思うなよ」


 手枷と足枷に高純度のエーテル素材で固められたガーネットが黙る。


「そこで朽ち果てろガーネット・アトランダム」


 錫杖が神経質に土を叩いていた。


「まあいい。遊都の傍に近寄らなければいいだけだ。私の世界はなくならない。手始めに各街に魔王を出現させるとするか。なーに恐るるは1人だ。周りを一つ一つ摘み取っていけば疲弊する。疲れ切った時、その時がやつの最期だ」



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