顔が変わる

天川裕司

顔が変わる

タイトル:顔が変わる


私はひどい事故に遭った。

「ハァハァ…もうだめ…」

女医「大丈夫!絶対助かるから!」


私を担当してくれた女医さんは、

ここ界隈で凄腕の人と呼ばれていた。


「ハァハァ…!」

私はすぐ病院に運ばれ、そこで必要な治療を受けた。

私はもう身寄りが無いから、こんなとき大変。


今までの自分の人生を思う。

ちょっと奔放に生き過ぎたのかな…?

自分の罪のことを思い、そこでやっと反省。

でも元気になれば又…?


女医「大丈夫、しっかり生きるのよ!生きてさえ居れば、たくさん良いことあるんだから」


「ありがとう…」


病室に居た時、

私の彼氏が行方不明になってるのを聞かされた。

彼も事故に遭ってしまったようで、

私の知らない所へ行ったと言う。


「…え?どう言うこと…」


私は顔にぐるぐる包帯を巻かれ、

数ヶ月、そのままの状態だった。


それからしばらくして「もう大丈夫」となり、

包帯をとった。


そして事故に遭ってから

初めて自分の顔を鏡で見たとき、

私の顔が彼の顔になってた。


彼もどうやらこの病院に運び込まれていた様子。

凄腕の女医。

その女医さん、私の知り合いだった。

そして彼にとっても深い知り合いだった。


嫉妬…?

いや、鏡を見るたび、自分のしたことを

思い知らせるため…?


どうやってこんな事したんだろう…

出来たんだろう?

あの人、狂ってるとしか思えなかった。

そして2度と私の前には現れない。

彼女が言ってた「良いこと」って、

自分にとっての良い事?


私は彼とずっと一緒に反省することになる。


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=HqOb6bfRQiY

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顔が変わる 天川裕司 @tenkawayuji

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