いつもの朝

１２月１０日　火曜日　６時３０分　古橋総一郎自宅マンション　（８０２）

　太陽がまだ昇り切っていないマンションのキッチンで、オレンジ色のエプロンをつけ、背中伸びた髪（赤みが少し入った黒髪を）を黒のヘアゴムでうしろに一束にまとめた七橋來未が、二つあるガスコンロの上でフライパンを同時に上手に使い、卵焼きとミニウィンナー６本を炒めていた。

　そして、すぐ近くのテーブルの上には、水色と桜色のお弁当が一個ずつ、そして、そのお弁当の中にも既に、白いご飯と唐揚げなどの色とりどりのおかずが入っている。

　あと、それとは別に、白い皿が２枚置かれてあり、その上には、これもまたおいしそうな卵サンドイッチが置いてあった。

　あぁこっちも美味しそう。食べたい。

　けど、朝からこんなたくさんのおかずを作る彼女は大変そうだなぁ？

★

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい