第4話
5月11日 浜中商事 どら焼き製造工場
「隈部さん。今日は、うちの渋谷が、何度もご無礼を言ってすみませんでした」
渋谷が、堂城が電話する為に、席を外している間に、胡桃は、工場長の隈部戒斗(くまべかいと)に、頭を下げる。
するとそんな胡桃は、隈部は笑いながら、
「いえ。むしろこちらとしても、浜中社長に「バニラアイスどら焼き」を知って貰えるチャンスを頂いたので、こちらとしてもありがたいです」
「でも」
「それに、浜中社長に悪いですけど、「バニラアイスどら焼き」はうちの工場内では、社員の賄いとして一番人気なんですよ? だから、うちの社員の為、いやぁ? 浜中商事の今後の為にも、「バニラアイスどら焼き」を是非とも商品化したいんです。なので、黒木さん。どうかよろしくお願いします」
責任は、全て僕が取りますからとどうか、「バニラアイスどら焼き」を「晴海」で宣伝してくださいと逆に隈部に、お願いされてしまい(土下座)、それ以上なにも言えなくなってしまった。
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