第6話
12月12日
あの手紙を見つけてからの3日間。
私は、あの手紙を何故かずっと持ち続けていた。
きっと、私の気のせいだ。永輝さんは、優しい人だから、そのお礼だよね?
そう、何度も何度も自分に言い聞かせた。
けれど、3日目。とうとう、限界を迎えた。
永輝さんを見送り、仕事に向かう最中涙が溢れてきた。
(なんで、わたしばっかり、こんな気持ちにならないといけないの?)
止まって欲しいのにどんどん溢れてくる。
★
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます