第100話
「うん?」
「本当に行きたくないか?」
それを、莉茉自身が本当に心の底から望むのなら、だ。
「……。」
黙り込む莉茉。
色んな葛藤があるのだろう。
「お前が本気で行きたくないなら、学校の方は俺がなんとかしてやる。」
莉茉が望む以外で、俺が動く事はない。
誰に非難されようが。
俺にとって重要なのは、全ては莉茉の意志だけ。
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