第78話



「えぇ、良いわよ?」



「本当ですか?」



「勿論、莉茉ちゃんならいつでも私は大歓迎だわ。」




嬉しそうに莉茉が微笑む。




「私も歓迎するよ。莉茉さん、いつでも美夜に料理を習いに来なさい。」



「お父さん、ありがとうございます。」




……………チッ。




親父の奴、莉茉の笑顔に鼻の下を伸ばしやがって。







でも、料理か。



………いつか。



俺も莉茉の手料理を食べられる日は来るんだろうか?

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