第42話



「暁…?」



「ん?」



「それって、……プロポーズ…?」




ねぇ、


………期待しても良い?




「ふっ、それ以外に他に何があるんだよ。」




甘く微笑む暁に、優しく額に口付けられて、私の頬が染まる。




「親父もお袋も、莉茉が高崎の姓になる事を望んでる。」




「…うん。」



「勿論、俺もな。」

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