第7話

「じゃあ、あとの授業の先生には、俺から理由をしておくから」

 梅津に頼まれ、体調を崩した零を寮の部屋まで連れてきた幸也は、押し入れから彼が普段使っている布団を取り出すと、零を強引に寝かせた。

「…ありがとう。あのさ…やっぱりなんでもない」

 本当は、急に裏の仕事が入ったと言おうとしたがやめた。

「そう? じゃあ、昼休みにでも連絡するからそれまでゆっくり寝とけよ!」

 幸也は、そう告げるとそのまままま部屋から出て行った。

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