第2話

「すみません?」

 天童穂積は、突然うしろから声を掛けられた。

「!」 

 穂積は、突然の声にうしろを振り返る。

 すると、三つ編みのかわいらしい女性が立っていた。

「あの? すみません。友達と待ち合わせしているんですけど場所が解らなくて。すみませんここどこか解りますか?」

 三つ編みの女性に変装した一夜零は、天童穂積に一枚の写真を見せる。

「!」

 零が差し出した写真を見た瞬間、穂積はその場から逃げ出す。

 写真に写っていたのは、自分と一緒に人材派遣会社「紅」から出てくるゆかり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る