第28話
「重いって?
あ、なんか根掘り葉掘り聞いてすみません。
話したくなかったら話さなくていいので。」
隆太先輩は蓋付きのゴミ箱に脱脂綿を捨ててクスッと笑い、
「大丈夫だよ。
重いってね、例えば、1度電話に出なかったら、5分置きに電話してきたり、それでも出なかったらうちまで来てみたり。
あとは、束縛がすごい。
俺が他の女の子と喋っただけで……あっ!」
突然の大きな声に、ビクッとなる。
「あー……陽緋ちゃん、ヤバいかも。」
「何がですか?」
「俺と一緒にいたから、亜美に何かされるかも…。
いや、俺が守るから!」
ということで、なぜか登下校、隆太先輩の送迎を受けることになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます