第3話
「アタシを誰だと思ってるの?イケメンチェッカー佳代子様よ?」
「イケメンチェッカーだったんだ…」
そろそろ昼休みは終わり。
外で遊んでいた男子が帰ってくる。
廣田くんは、あたしの斜め後ろの席。
毎回、プリントを後ろに回すとき、チラッと姿を盗み見る。
「上野さん。」
「はい?」
あたしを呼んだのは、廣田くんだった。
「俺今、喉が渇いてるんだけど、ソレ(あたしの水筒)ちょっともらえる?今日財布忘れちゃって、飲み物買えなくて。」
「あ、私のでよかったら…」
「ありがとう。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます