晩秋①
出会い
第2話
アタシ、片岡美咲は、ホテルに勤めて1年目。
ホテルといっても旅館形式で、ブライダルをしたり、会社の会議をしたり、ディナーショーや婚活パーティーが開かれたりするような、大きいホテル。
アタシはフロント勤務なので、メイドさん(いわゆる仲居さん)と一緒にお仕事をすることはほとんどない。
会ったら挨拶したり、用事があれば、ポケベルを鳴らして内線で話す程度。
だけど、仕事ができるメイドさん5人に入るカナさんは、最近頻繁に声をかけてくれ、この前、こっそり携帯電話の番号交換をした。
数日後、カナさんから「明日のお昼1時頃、友達とご飯食べにおいで」と電話があり、たまたま休日だったアタシと、中抜け勤務だった、同期の大木真澄と一緒に遊びに行った。
もう一人の同期、松田早苗は早番で、バッチリ勤務中の時間だったので 、「わたしも行きたかったー!」と、悔しがっていた。
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