第166話

鍋が出来上がり、男子の待つ居間へ。


「かんぱーい。」


私はアルコール度数の少ないお酒を飲まされる。


おいしいけど、私、大丈夫かな?


鍋をつつきながら、


「で?スーパーで何ケンカしてたの?」


新見くんが訊いてくる。


「私のスマホに、篤史が勝手に出て…」


「彼氏からだったから、ケンカ売っといた。」


「ぷっ。高野くん、やるねー!」


葉子が親指を立ててる。


「葉子ったら!」


「あの彼氏、かなり匂うもん。」


「なに?臭いの?その彼氏。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る