第143話

「一緒にお風呂入ろうか。」


君の淹れたコーヒーを一口飲んで、言ってみる。


恥ずかしさに固まった君がかわいくて、イジワルなことを言ってみたくなる。


「洗ってあげるから。」


さらに固まるから、君を抱き寄せ、キスをする。


唇に触れるとすぐに舌を差し入れて。


君の舌を味わう。


「ん…」


甘い声と上がる息。


一旦、唇を離し、


「洗ってあげるから。」


もう一度言う。


「恥ずかしいからイヤ。」


「洗いっこしよう」


と言うと、


「イヤです!」

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