第131話
「奏、着信来てるよ。」
テーブルに置いてあるスマホがブルブル震えた。
義仁さんからだ。
「彼?」
「うん。」
「ちょっとあとで代わって。」
「え?うん。」
ここは個室だから、移動しなくても電話に出られて楽。
「もしもし。」
『奏?』
「はい。」
『土日、空いてないんだ。ごめん。』
私ががっかりしたのを見逃さなかった葉子が、手を差し出さす。
「今、友達といるんですけど、代わりたいそうです。」
『俺に?いいよ。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます