日曜日

義仁さんのために土日は空けてたけど、明日は会えないみたいだから、学生時代の友達と会うことにした。

「奏！」

「葉子、元気だった？」

「うん。元気だったよ。行こうか。」

待ち合わせた駅を出て、学生の時よく行った洋食屋さんに行く。

「変わってないね、ここ。」

「卒業してからまだそんなに経ってないしね。」

「そりゃそうだ。そうだ！今日の夜、空いてる？

この前、街でバッタリ会った新見くんたちと、今日飲む約束してるんだけど、奏もおいでよ。」

「私、急に行ってもいいのかなあ？」

「今、メールしとくから、ね？」

「うん。」

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