おうちデート

何ですぐ帰るの?

第68話

義仁さんが、仕事帰りに部屋に来てくれた。


コーヒーを淹れる。


「お疲れ様です。」


「ありがと」


ソファーに座り、コーヒーを啜る義仁さん。


「ごめん。もうすぐ帰らないといけない。」


「…そうですか。」


私を抱き寄せ、キスしてくる。


「義仁さん、お誕生日はいつですか?」


「あ、そういや、この土曜日だ。」


「ホント?一緒に過ごせますか?私、お祝いしたいです!」


「……3時くらいまでなら。」


「……じゃ、お昼御飯、一緒に食べましょ。

頑張ってごちそう作ります!」


「楽しみにしてる。」


そう言いながら、私のことを、きつく抱き締めた。

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