Missing you あなたが恋しい

影山 みはつ

第1話    落とし物  

あなたが落として行ったもの。

小さなピンクのハンカチ

それは、誰のハンカチなのだろうか?


水城晴香は、クラスメイトで、俺は、田牧 浩司である。

小さなピンクのハンカチを浩司は、ポッケから出した。

晴香が「え?浩司がピンクのハンカチを持って居るって、恥ずかしくないの?」と浩司を見て話をした。

浩司が「別に良いだろう?ハンカチぐらい、誰のものか分からないから探している人いないのかな?と思って居ただけだ」と晴香に突っぱねた。

晴香が「ふぅ~ん。そんなに言うなら、そのピンクのハンカチの落とし主を探して精々、頑張ることね。」と浩司に話し掛けた。

晴香は昔から、お嬢様気質というか、自分の事が可愛くてしょうがない、自分が一番立派だと思って居るところが嫌なところだ。

浩司が「そんなにさぞかし、ハンカチの持ち主が気になるなら一緒に持ち主探ししてくれよ。」と晴香に声を掛けると、晴香が「嫌よ。でも、一緒に手伝ってあげても良いわ。ただし、条件が在るわ。」と話し始めた。

浩司が「条件ってなんだよ。」と少し面倒くさい顔をした。

晴香は「その条件って言うのは、1つだけ持ち主を探し出せた人には、その探し出した人のお願い事を叶えると言うのは如何(どう)?」と話し掛けた。

浩司が「まぁ、良いじゃないか?」と袖をまくって気合充分で挑んだ。




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