果てしなく続く道

影山 みはつ

第1話  アカリ

「アカリ、何をして居るの?」と母親のユミコが声を掛けた。

アカリは「あぁ。私・・・、ちょっと用事が有るから行って来る」と靴を履いて家を出た。

ユミコが「気を付けるのよ」と家の玄関から、アカリを見送った。

アカリは花を取りに行った矢先、大きな林の道が長く続いているのが見えた。

アカリは、お花を取り大きな林の方で長く続く道を歩き始めると、コロコロコロと言う虫の鳴き声が聞こえて来た。

コロコロコロと言う虫の鳴き声に誘われて、アカリはずっと先に続いて居る道を歩いて居た。

林の先には、大きな景色が見えてブランコが二つ並んでいた。

夕日が眩しく、アカリを照らしている。

小さな女の子が、砂場で絵を描いているが、そこにアカリが来て「ね?お姉ちゃんも絵を描いていい?」と尋ねた。

小さな女の子が「私、此処に来て絵を描いて居たのは、あなたを待って居たから」と女の子が立ち上がると目を光らせた。

空からゴロゴロと言う黒い雲が出て来て、異世界の扉が開いた。

異世界の扉は、少し中くらいで丸いブラックホールの様な穴が開いていた。

異世界の扉が開くと「異世界へようこそ。この国はメイリン。あなたの名前は?」と尋ねられて、アカリは「私は、アカリ。この国に来たのは、あなたに招待されたから」と顔に冷や汗を掻いていた。

小さな女の子は「私は、ミナヨ。この国の門番をして居て、あなたに協力して貰いたい事が有るの」と話を始めた。

アカリは「何?」とミナヨに聞いた。

ミナヨは「それは、このメイリンと言う国を守って欲しいの。魔法と剣のやり方は、後日この国の者たちに教えて貰うと良いわ」と話し掛けた。

ミナヨは、それから姿を消した。

ナンシーが「あなたは誰?」と尋ねられたので、アカリは「私はアカリ。別次元から、ミナヨって門番さんに連れてこられた人間です」と話をした。

ナンシーが「そう。こういう事は良くある事よ。でも、あなたはこの国で戦う決意はある?」と尋ねられて、アカリは「私は多分、そんな気持ちは無いかもしれない。でもこの国に来たからには戦うしかないのね」と少し諦め加減で話をして居た。

ナンシーが「そうね。この国に来たからには戦うしかないわ」と返事を返した。


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