作られた世界 Art your World
影山 みはつ
第1話 残された者たち
「あなたは、誰?」とキミカが答えた。
「私?私は、あなた」ともう1人のキミカが答えた。
キミカは、母親のルミと、父親のソウキチと一緒に暮らしていたのだが亡くなってしまっていた。
キミカが小さい頃に亡くなってから、親戚の家に預けられていた。
親戚のおばあさんは、チズさんと言ってキミカを自分の娘のように大事にしていた。
チズが「キミカ、そろそろ起きなさい。」と起こしに来て、魔法学校へと向かうキミカなのだった。
陰で、キミカを見ていたのは、ヨイチで「ふふ、面白い娘が居たな。こちらの世界に引き寄せて魔物退治をしてもらおう」と不敵な笑みを浮かべていた。
キミカが「チズおばあさん、ここに不思議と光る青い宝石があるよ」とチズに返事をした。
青い宝石をキミカが触れると、キラキラと青い光がキミカの周りをおおう。
キミカが「ひいい、さっき光った。なんだっただろう?」と一瞬の事で何がなんだかわからない様子を見せた。
キミカの手には、魔法陣が書かれていた。
本がいつのまにか、キミカの前に現れて見てみると「キミカ、君は選ばれしもの。君が力を貸してくれたら、嬉しいけどなー」と言うセリフが書かれていた。
キミカは、もうすぐで17歳になる。
魔法学校では、魔物を倒す魔法を教わり始めていた。
だが、魔物が来ても気にせずに寝て居るキミカを呆然とした顔をして見ていた。
魔物が「おい、お前、起きろよ」とキミカを起こすと、ヨダレが垂れていた。
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