第4話 ひかりの雫
わたしが捨て去ったもの
あなたが拾いあげるもの
触れ合う感覚のなかに潜んでいる
密やかな喜びは胸の中に眠る
誰にも分からないね きっと
それがいい
あなたの夢の景色にわたしがいる
柔らかなひとひらの泡粒
追いかけてくる いのちの動き
悲しみを強く握りしめる
地上の船から白い布を掲げる
本当の自由がこの瞳に映りはじめる
振り返る向かい風に少しだけ謝る
あなたの気持ち心に沁みる
距離を超えて繋がる偶然
これが きっと本物の恋なんだ
わたしのなかに
あなたの心ひとつ
あなたの心の中に
わたしの涙こぼれる
忘れていく遠い過去が揺れている
佇んでいる姿に優しく手を振ろう
小さなひかりの雫見つけた
風の中に海の中に いま帰ろう
あなたの光と共に歩きだそう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。