第44話

「俺、名前も知らないあなたのことが好きです。好きで、好きでどうしようもないです」


「……」




待って。お願い、待ってください。

展開が早すぎてとてもついていけない。



突然の告白についていけないのに、顔だけが火照って、絶対赤くなってる。



そんな私をみて目の前の彼も、徐々に顔が赤らんで。




そんな二人と対象に、涼しげな顔で寝そべっている犬が一匹。





「あの、そんな、えっと。聞き流せません」


「え?」

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