第16話

————…





む、何か、眩しい…。でも…。



肩が寒い。



モゾ、と掛け布団に埋まれば遥か頭上からは小鳥の囀りが聞こえた。



小鳥の…囀り…さえず、り…。




私、窓開けっ放しで寝た?



いやいやいや、そもそも我が家の布団の配置的に頭上に窓はない。


だから何?



つまり、何?


嫌な予感見たさに瞼を押し上げ、同時に勢いよく身体を起こした。




「……………………ヒッ」





ギャアアーーーー!!!!



と、叫ぶ前に鼻から息を抜いた。お陰で咽せかけたが九死に一生を得た。


否。違う。ここからだ。



まず、ここは……どこ……?

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