第3話
「――――……リム」
「……」
眉間に皺を寄せて、俯せた頭上の窓から光が差し込んでいることを理解する。
枕の下に腕を敷いたまま、気配のする左隣に今何時かと問えばすぐ、
「四時」
と返事。
俺はそれに早過ぎると返した。
上着を着ていないことを分かることで伝わる朝の静かな寒さに、布団を被り直そうとすれば、自分の足首に当てられる子どもの冷たい素足。
「二度寝には悪魔がでるでしょ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます