第3話

「――――……リム」


「……」





眉間に皺を寄せて、俯せた頭上の窓から光が差し込んでいることを理解する。


枕の下に腕を敷いたまま、気配のする左隣に今何時かと問えばすぐ、


「四時」


と返事。



俺はそれに早過ぎると返した。



上着を着ていないことを分かることで伝わる朝の静かな寒さに、布団を被り直そうとすれば、自分の足首に当てられる子どもの冷たい素足。



「二度寝には悪魔がでるでしょ」

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