第22話

それなら――…





それならどうかお願いです、神様。



僕の最期のお願いを聞いて?







僕はどうなってもいいから








どうかあの子を









天使に――…













――――――……





「……。アガペーだったの…?」




アガペーは美しいその眸を閉じ、ゆっくりと頷いた。





「本当、に……?」



「本当だよ…」

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