試験における想像
皆さんは、受験を経験したでしょうか。小学校、中学校、高校、大学、専門学校、大学院。資格試験、就職。様々な試験が存在するわけですが、皆さんはもちろん対策をして
ここで私が言いたいのは、こういう場面での【想像】による影響です。
極論、対策というのは予想に過ぎないのです。果たして、あなたが対策として解いた問題が、全く同じ問題が試験に出題されたでしょうか?
もちろん、数問同じ問題が出ることもあるでしょう。過去問を解いていれば似たような問題が出ることも多々あります。学校にもよると思いますが、小テストなんて言って前回の授業でのこととか、暗記事項であるとかを授業のうちにテスト形式で確認したり、学校によっては定期テスト(定期考査)において、授業で出たものと全く同じ問題が出題される、なんていう学校あもるのかもしれません。
ですが、対策した問題だけが、全く同じように出るかと言われると、そうではないことがほとんどであるはずです。
対策とは、予想でしかない、その予想こそ、過去の
それはもちろん、想像力が高いだけでは戦えない世界です。極端な話、難しい問題なんていくらでも作れるでしょう。算数及び数学が良い例です。かつては、足し算
掛け算のような四則演算を中心に解いていただけだったのに、高校生や大学生になるだけで、数多の公式を扱っていく。他の理系科目もそうです。そんな世界で、想像した問題がそのまま出るでしょうか?無限大に広がる問題作成の可能性を相手に、想像力でその問題すべてを的確に推測しきれるか。否、それはほぼ不可能でしょう。
ですが、想像力があればあるほど、対応力、すなわち似た場面での余裕のある判断ができるわけです。「この前、この範囲が出たから今回はこの辺りの範囲!」だとか、「先生がここが出るって言ってたから、逆にここも出る」だとか、「先生が突然ここの復習をしてきたから、もしかしたらここがテストに出るのかも」なんていう予測は意外にあたるものです。さすがに、数値や一文字一文字を
正確に当てることはできませんが、その一つの問題が想定できている時点で、その問題に対応できるようになれば、その分野でも勝ったも同然。
ここまでに上げた例を含め【予測は情報戦】だとも言えますが、予測とは
では、あなたは面接に来ました。
「あなたの志望理由を教えてください」「あなたの長所と短所を教えてください」「あなたがこれから頑張りたいことを教えてください」「あなたの趣味を教えてください」「あなたの座右の銘を教えてください」。そう言った質問はありがちであり王道です。そして、その人のことがとても分かりやすく理解しようと話を聞ける内容でもあります。
「あなたの好きな食べ物を教えてください」という質問より、「あなたの最近の印象に残っているニュースや読んだ本について教えてください」という質問の方が、得られる情報が多いです。
ここで私からの質問です。
あなたが、今朝最初に考えたことはなんですか?
ちなみに私は、『今日おやすみしたいなぁ』です。そんなことでも、いいので思い出してみてください。
朝ごはん、学校や仕事、夫婦仲や友人関係、愛人への愛や、愛する家族へのおはようのあいさつなど様々です。
その一言で、なにがわかるのか。答えは『何も分からない』です。実際、面接ごときでその人の何が分かるのかという話です。学校や企業でよくある話です。「〇〇がしたいです!」「〇〇な学校にします!」なんて言ってその通りにした人が、世の中にどれくらいいるのでしょうか。その人のこと、ましてやその人の将来なんてわかりません。
分かるのは、『この人は朝目覚めて最初に前向きな言葉を思い浮かべたんだ』とか『流石に面接のことで頭がいっぱいだったのか』とか、『常日頃から感謝して過ごしているのかな』とか、予測、想像に過ぎない。そこに真実がどのくらいあるのかも分からない。そんな情報です。どう判断してどう答えたのか、その人にしか分からないことは、その人が説明してくれないと、真実は分かりません。
大きくまとめると、より難易度の高い世界を目指すには、それ相応の想像力を有している方がいい。そして、試験者、受験者を見る監督あ審査員ももちろん、手を見極める
想像力を欠いていると、見極め、選別しているつもりが、されていることにすらも気づかないかもしれませんね。嫌な上司の
想像の革命 リオ-クレン-クレアハート @kuren-012
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