第5話
今日はデキド商会の馬小屋、厩舎の掃除の手伝いを朝早くからしている。
この世界では馬と言っても一種類の動物を指す言葉ではない。
人を乗せて移動する、あるいは物を輸送する為の動物が総じて馬と呼ばれている。
もちろん地球の馬の様な生物も普通にいる。
騎士達が乗っているのをたまに見かける。
そして驚いたのが、ガピという種類の動物?魔物?
トドとサイを足してさらに鶏をかけて二で割った様牙がでかい。表現が難しい。こういう生き物とし言いようがない。
力強く走るがおとなしい変な動物だ。
草食らしい。
二足歩行の羽が無い竜の様な馬、小型の恐竜みたい。
カバとサイを足した様な馬、ガピより大きい。
でかい亀の様な馬、もちろん大きい。
あと、ゆわゆるワイバーン?前足が無く大きな翼の奴ですよ。
他にはトリケラトプスの様なでかい奴、たぶん本物のトリケラトプスより大きい気がする。知らんけど。
顔を時々、舐めてくるので怖いです。
やはりここは異世界なんだなぁ。
掃除はもちろん一人で出来る訳がないので商会の人達と一緒にしている。
その中で一番仲が良い仕事仲間のゴンと言う冗談みたいな名前の男性としている。
ゴンは獣人とのクォーターらしい。
ゴンの父親が獣人とのハーフらしく、ゴンの見た目はつるぱっげの気は優しく力持ち、毛の無いゴリラだ。
デキド商会の力仕事担当という感じ。
子供には特に優しく大人には騙されやすい。
奴隷ではなく正式な従業員である。
デキド商会の従業員で一番仲が良い。
他には狩りの腕はピカイチで無口なジャン。
賢く悪巧みしてそうなゾーイ。
美人だけど少し天然なところがあるマーレイ。
凄い美人な顔をしている男性のカイル
カイルに会った男は必ず、がっかりする。
女だったらと。それはしょうがないね。
それと奴隷が十人で厩舎と馬の掃除。
皆んな一生懸命に仕事をしている。
動物園の様な匂いが凄くして臭い。
仕事をしながらゾーイ達が噂話をしている。
「ガリア帝国の西にあるメギドミア帝国が一時休戦しガリア帝国と共闘するらしいぞ」
戦争の話か。嫌だなぁ。
ここアーレフ王国の西にガリア帝国がある。
国の規模はアーレフ王国と同じぐらいらしい。
国の歴史はアーレフ王国の方が少し長い様だ。
アーレフ王国とガリア帝国はもちろん昔から仲が悪い。
しょっちゅう揉めている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます