ダーリン(仮)のただひとり
第二十六話
『竹永さん、』
『格好良いな、松方は』
『 …… 』
僕の好きな人は
会えない間に
強さの殻の中に
柔く、脆い弱さを
閉じ込めてしまったように思う
『僕が貴女と
わかりますか』
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