第2話

「というわけで、あなた様には異世界へ行っていただきます。」


異世界転生というやつですね。分かりました。


「物分かりが良すぎませんかね。」


だって、あなた私殺したじゃないですか。


「そうですけど、普通もっと慌てたり家族に会えなくなって泣き喚くものでは?」


まぁ、たしかに。

ですが、私後悔と執着はしない主義なので、間に合ってます。


「そ、そうですか。では気を取り直して、基礎ステータスやらなんやらは代わりに設定しておきますので、スキルをお選び下さい。」


そうだなぁ。うん、これにしよう。


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