♦出逢い♦

運命の電話:理央

第68話

日曜日。




昨日、ナオコと約束したから私はマンションに向かう。




今日のマンションはヒナ達は来たことがない。




別のパパに用意してもらった部屋。




マンションに着いてくつろいでいるとインターホンが鳴る。




モニターを見るとナオコが映った。




「私!」




「どうぞ」




自動ドアを開けてやる。




部屋に着いたナオコは走ってきたのか息を切らしていた。




「ナオコおはよう!て、もう昼だね」




私が笑うとナオコも笑った。




「座ってなよ。今お茶でも出すね」




2人でウーロン茶を飲みながらテレビを見てくつろぐ。




「ねえ、お金貯まってる?」




私が聞くとナオコはテレビから視線を落として黙って頷いた。




ナオコは家から出て一人暮らしをしたがっている。




その資金集めの為に援助交際をしている。

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