第59話

「大丈夫かなぁ、トモ子のヤツ」




ヒナはトモ子がきちんと出来たかどうか不安らしい。




「そうだよね。初めてだからって土壇場でびびったりして……」




マキも不安そうだ。




「大丈夫だよ。あれだけ言ったんだからちゃんとやるって♪」




私はトモ子を信用している。




「トモ子のヤツ、理央には従順だからね」




ミホがタバコを取り出しながら言った。




「私はね、見てると解るの。バービーちゃんの素質があるかどうかって」




私がアイスティーに入れたシロップとミルクをストローでかき混ぜながら言うと3人は笑いだした。




「マジ!?」




「私達は素質ないよね!?」




みんな口々に言う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る