ユウジ達とは別れて私達はマンションへ。

「そういえばユウジ久し振りだったね」

マキが私に言ってきた。

マキはユウジの友達と付き合っていた。

確か私が紹介してあげたんだっけ……

「別れたと思ってた？」

あー、枝毛がすごいなぁ。

｢理央の話題に最近上がらないからさぁ｣

「別にまだ別れる理由ないしね」

来週でも美容院いこう。

「あれ、トモ子寝てる？」

ミホの横にいたトモ子はソファーで寝息をたてていた。

「あ～、明日買い物行きたいな～。最近買ってないよ」

ヒナがタバコに火を点けてぼやいた。

「これ、ヴィトンの春夏新作だって」

マンションに届いていた表参道店からの新作カタログをヒナに渡した。

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