第11話

そのとき以来、彼氏には会っていない。




それに彼がなんであんなひどいことをしたのかわからなかった。




頭の整理ができていない私はまだ彼を想っていた。





しかもそのとき私は妊娠した。




私は赤ちゃんを産みたかった。




でもパパとママは大反対。




結局おろした。




2人の言うことは理解できる。



レイプされてできた子供なんて不幸になるに決まってる……





父親が誰かもわからないし愛されないのだから。




パパとママは私に絶望した。




そして軽蔑の眼差しを向けた。





家も学校も息苦しくて……




呼吸をするのも嫌になるくらいだった……




昨日まで友達だった子も私を白い眼で見た。

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