夢の記憶『エデン』~永遠が終わる日に~

遥かな波が止まって

淀んだ記憶の水、ただただ見てる


泣いた日も、勝ち誇った日も

想いなど確かなものなくて

打ち寄せられた夢を今も見てる


探した意味は今は無くても

僕らは夢をただただ歌う

流した汗も、涙の数も

失くした愛もすべて抱いて

今ここに立って僕らは歌う


遥かな久遠の昔

虚空に火が燈って、僕は生れた


実を結び、時は流れて

地平面、陽が昇っては沈む

あの日出逢った君を今も想う


繋いだこの手、離しはしない

重ねた体、意味はなくても

育む絆、友との契り

刻め、胸に、生きる理由を

咲かせ、空に、命の花を

描いて、空に、生まれた証

紡げ、言葉、未来の僕へ

夢を諦めてたまるか!


夢はいつか必ず叶うと

今は思えるよ

だから筆を執る

だから歌うんだ


≪転調≫


凪いだ渚、流るる光、永遠も半ばすぎて

落つる言の葉、輪廻の環より、全知を想い祈る


命の波が止まって

うたかたの記憶を独りで見てる


悟る日も、神を見る日も

運命を愛して抱く火よ

打ち寄せられたEden

夢の園へ


歪んだ月、揺らぐ灯、どうか私を一人にしないで

失くした色も、失くした空も、Edenに還り、続く

繋いだ両手、別るる時、これが定めと悟ったとて

何ができるの、何も知らない、一人ぼっちのEden


≪間奏≫(終末の残り香)


冬の日、時が止まって

終末の狭間で夢見て踊る


凪の音、神を知る日に

全能の気付きを得て覚める

昇れ、ソフィアよ、永遠に

夢の園へ


見つめた水面、求めてる愛、華やぐ季節、巡る季節

失くした夢も、命の数も、すべて抱いて眠る


凪いだ渚、別るる輪廻、永遠も終わりが来て

歓喜に呼ばれ目覚めた朝は忘れはしない記憶


探した意味も、失くした時も、すべて抱いて眠る


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