第46話

「大輝、涼太、真太郎、敦、テツヤ、……里月。

会えて嬉しいよ。こうやって全員揃うことが出来たのは実に感慨深いね。ただ、場違いな人が混じっているな。

僕が話したいのはかつての仲間だ。……悪いが帰ってくれるかな。」



「なんだよつれねぇな。仲間はずれにすんなよ。」



「「!!」」



「大我!」



「ただいま。……とりあえず話は後で。

…あんたが赤司か。会えて嬉しいぜ。」



「…………真太郎、ちょっとハサミを借りてもいいかな。前髪が少し鬱陶しくてね。

少し切りたいと思ってたんだ。……まぁその前に……

火神くん、だったよね。」




「…?……っっつ!!!!!」



「火神くん!」



シュッ パシッ!!



「「!!」」



赤司が緑間から借りたハサミを使って、火神目掛けて振りかざすも

火神はスレスレで避けたが頬に小さい切り傷が付く。その横にハサミが通った時、横からハサミを握る手があった。


里月がハサミの刃の部分を握っていた。



「……いい加減にして、征くん。」


「……相変わらずだね里月。」


「ハサミをそんな使い方するから怒っているのよ。

……はっきり言わないと分からない?ー収めてって言ってるの。」

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