第29話
黒板に指名件数が表示されると、皆がそれを見て口々に言い始める。
『轟 4123、爆豪3556、常闇 360、飯田 301、上鳴 272、八百万 108、切島 68、麗日 20、瀬呂 14、七雲 3』
』
ガタッ!
「待って待って待って!?なんで私も入っているの!?」
諷璃が黒板の下方に自分の名が載っているのをみて思わず立って指を指す。
「お前の場合、校長曰く治療している所がちょこちょこプロの目に入っていた。ということらしい。
これを踏まえ……指名の有無関係なく、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう。お前らは一足先に経験してしまったがプロの活動を実際に体験してより実りある訓練をしようってこった」
「それでヒーロー名か!」
「俄然楽しみになってきたァ!」
「まぁ仮ではあるが適当なもんは……」
「付けたら地獄を見ちゃうよ!!」
「「!!」」
「この時の名が!世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね!!」
「ミッドナイト!!」
相澤が話をしていた時、ミッドナイトが教室内へ入ってくると教壇へと立つ。
「まぁそういう事だ。その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうのできん。
将来自分がどうなるのか、名をつけることでイメージが固まり、そこに近づいてく。
それが『名は体を表す』ってことだ。
""オールマイト""とかな」
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